ようやく少しずつではあるが認知され始めたスニーカーブランド、スピングルムーブ。広島の職人達が一足一足丹精込めて作り上げるこだわりの商品です。そのクオリティーと履き心地は最高。履けば履くほど足に馴染む感覚。最強のMade in Japan日本ブランドを紹介したいと思います。
まず目に入るのが、ソールが上へ巻き上がっているようなデザイン。見た目は好き嫌いあるかもしれませんが、アッパーとの結合が強く、底が剥がれにくい、型崩れしにくい、といった機能性も兼ね備えたこのフォルムは、「バルカナイズ製法」というそうです。硫黄を加えたゴム底と靴本体を接着し、釜にいれ熱と圧力をかける製法で、170年以上も前の1839年に、アメリカの発明家チャールズ・グッドイヤーが発明した、まさに“スニーカーの基本製法”で職人の手作業でアッパーとソールとを接着 したスニーカーを吊り棚にセッティング。 このときまだゴム部分は柔らかく これを加硫釜にいれることによって、アッパーとソール がしっかり結合する。
「バルカナイズ製法」は基本的に手作業のため、 想像以上に労力と手間がかかり効率が悪く、日本でバルカナイズ製法を行っている会社は三社のみらしい。
こういった手作業だからこそ使用できる変わった素材や、履き心地、こだわりを皆さんも味わってみて下さい。
SPINGLE MOVE SPM211
こちらは私の初めてのスピングルムーブ。
結構なスニーカーファンだと自負してますが、ベリベリ(ベルクロテープ)のタイプはあまり持ってなくてそういうのを探しててたまたま見つけたのがこれ。最初はっ正直ふ~ん、ちょっと高いけどなんか拘ってそうだし買ってみるか、くらいのノリでしたが、履いて数日して良さがわかってきました。牛革のホワイトスムースレザーはしっとりしてて馴染む感じで、スピングルの代名詞であるバルカナイズ製法で仕上げた巻上げソールもしっかりホールドしてる感じです。ソールは比較的薄い感じがしますが、ペラペラで足が痛くなったりすることはないです。
SPINGLE MOVE SPM110
こちらはスピングルムーブの代表的なカンガルーレザーの商品。
最初から結構履きやすくて、柔らかくてどんどん足に馴染む感じ。正直カンガルーレザーって初めてでどうなのと思ってたけど意外といいかもです。靴擦れとかしなさそうです。スピングルムーブを初めて買うならこの代名詞的なモデルがいいかもしれませんね。
SPINGLE MOVE SPM168
そして最近人気モデルがコレ。
スピングルムーブっぽさを残しながらも、細身に見えるデザインとお洒落なトリコロールカラーのサイドライン。主張が強くないシンプルなデザインなのでどんな服にも似合います。大事にすれば数年履けると思いますが、たぶんまた再購入してしまうアイテムです。